言語がいつどのように生まれたのか、生まれたのが地球上の一ヶ所か複数ヶ所かは、判っておらず、複数の説が存在するが、例えばデンマークの言語学者オットー・イェスペルセンは、以下のような説を唱えている。
- プープー説 ("Pooh-pooh" theory)
- 思わず出た声から感情に関する語が出来たもので、爆笑から"laugh"「わらう」「ショウ(笑)」、嫌う声から"hate"「きらい」「ケン(嫌)」など。
- ワンワン説 ("Bow Bow" theory)
- 鳴き声から動物に関する語が出来たもので「モウ~」から"cow"「うし」「ギュウ(牛)」、「ワオ~ン」から"wolf"「おおかみ」「ロウ (狼)」など。
- ドンドン説 ("Ding-dong" theory)
- 音響から自然物に関する語が出来たもので「ピカッ!ゴロゴロ」から"thunder"「かみなり」「ライ(雷)」、「ザーッ…」から"water"「みず」「スイ(水)」など。
- エイヤコーラ説 ("Yo-he-ho" theory)
- かけ声から行動に関する語が出来たもので、停止を促す声から"stop"「とまる」「テイ(停)」、働く時の声から"work"「はたらく 」「ロウ(労)」など。
- この説は、集団行動をとる時の意味の無いはやし歌が、世界各地に残っている事からも裏付けられる。
生物学的な観点から言語の起源を探ろうという試みもある。最近の分子生物学的研究によれば、FOXP2と名づけられている遺伝子に生じたある種の変異が言語能力の獲得につながった可能性がある。さらにその変異は現生人類とネアンデルタール人が分化する以前の30-40万年前にはすでに生じていたとの解析結果が発表されており、現生人類が登場とともに既に言語を身につけていた可能性も考えられる。しかしFOXP2は言語能力を有しない他の多くの動物も持っていること、FOX2の変異が言語能力の獲得の必要条件であるとの直接的な証明はまだなされていないことなどに留意する必要がある。
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